自分の中から伸びるアンテナが「ん?」って感じるものには、必ず理由がある。 匂いとか雰囲気とか、漠然としたものであっても、 私自身も今までそれと対話してきて、その意味が解ったんだ。 あん時の匂いはこれかぁ・・とか、 この雰囲気、こういうことだったかぁ・・とか、 とにかくシンプルに辿っていくと見えてくるんだ。 おそらく、みんな、ほんとは自分の感覚を完璧に信じてる。そして大事。

だから、それと違うことを言われたら、更に、ん?て感じてる。 でも、その、ん?を否定されたり、取り合ってもらえなかったりすると、 基本的には、何故だろうと思う。 それが日常となれば、その何故を納得しようと、理解しようと考えだす。 ん?を表現したことで、相手から受け入れられなかったり、 相手が傷ついたなんてことがあれば、自分の至らなさを点検し、 一生懸命に直そうとか、引っ込めたりもする。

例えば、友達との会話で自分が感じたことを正直に言ったら、 「○○ちゃん、こわ~い」 とか 「○○ちゃんに傷つけられたー」 なんて言われたり、 親から 「そんな風に思っちゃいけません」なんて叱られたら、もうアウト。 裸の王様に出てくる子供のように、「王様は、ハダカだー!」 なんて言おうものなら、 「しーーーっ!!!」 って総攻撃を食らってしまい、訳わからぬまま、 厄介者扱いをされてしまう。 そこで、更に、ん?と反応したら、もう輪に入れてもらえない。

それは本意ではない、 自分はみんなと、単に仲良くしたいだけだから。 そうなると、自分の感覚を自分が見張り、 感じてることを相手にも悟られないよう注意し、自分のアンテナで人の気持ちを拾い、 穏便に円満に済むようにしてしまう。 それでも感じる自分の感覚を恨んだり、 何の疑問も感じない他人が羨ましくて、しょうがなくなる。 自己点検、自己否定の連鎖が始まり、罪悪の塊に埋もれる。

感受性豊かな正直ものは、こういう状況下では、こうなるよ。 それでも自分のアンテナは衰えることなく、ん?を辞めない。 この状況から解放されるには、もう一度自分の、ん?に立ち戻って、 検証してみる必要がある。 そこに全てが網羅されていますから。