街角でビラ配りの仕事をしている人。 多くの人に受け取ってもらおうと、丁寧に、感じよく、大きな声で、一生懸命にやった。 でも、殆どの人が通り過ぎ、私ってダメだな・・と落ち込んだ。

落ち込みながらもビラ配り。 あら?・・・変わらない・・・ ビラを受け取ってもらえる確立は変わらない感じがした。 ・・・そして気が付いた。 ビラは、気持ちで受け取ってもらうんじゃなくて、「手」で受け取られるんだ・・と。

つまり、歩いている人の手の先、取りやすい位置にあると、つい思わず受け取ってしまう。 ・・・そういうことなんだ。 それからは、気持ちを込めるより、取りやすい位置、タイミングに注意するだけで、取ってもらえなくても気にしなくなった、落ち込まなくなった。

このように、真面目な人は、一生懸命心を込めるけど、実際の通りすがりにとっては、その人の人柄や態度にはあまり拘らない、というか殆ど見てない。 自分が欲しいとき、興味のあるもののとき、自ら手を出す。 そんなもの。

人間関係でも同じことは言える。 自分の気持ちを伝えようとして、相手がそれをどうするかは相手が決めること。 たとえ伝わらなくても、断られても、多少の伝え方のコツはあっても、 必要以上に自分を責める必要はない。 自分の問題と相手の問題、それを分けて考えること。 それが人間関係を築く、ちょっとしたコツ。