人間は、脳の発達に伴い不安を生んだ。 それは脳が「死」というものを理解し始めたときから始まった、 人間特有の産物だと思う。 例えば、死を目の当たりに意識すると不安を感じる。 しかし不安の完全消滅は果たせない。

そこで創り出したものが、神や死後の世界、或いは善と悪、天使と悪魔。 それらの出現は、私たちが神に近づけるような錯覚を刷り込ませた。 善行に励むことで不安を取り除こうとしたり、上昇や成長により 不安から目を背けようとさせる。宗教の出現はまさにそうだろう。 現代では、富や名声、権力で不安を安心に変えようとやっきになっている。

しかし、生きている限り不安は付きまとう。 不安は消せない。 そして、不安はあっていい。 不安とは、『わからないこと』。 正体が見えないこと。 未来のことなどわからない、ゆえに不安はつきもの。 それならできる限り不安を減らすには、やはり、この瞬間を生きること。 過度な善悪感を減らし、上昇志向から出来る限り脱却することです。

今、不安で一杯なら、もう一度自分を見つめなおすことをお勧めします。 過去を過去にすることで今に焦点があってきますのでね。