過去を思い出して、あぁ悲しかった、ひどいな、寂しい、許せないなどの 感情に気づいてくると、当然それを出したくなります。 その気持ち・感情を、どんどん出していくのが吐き出しです。

例えば、親に我慢されてこられた方は、その抑えていた感情があるでしょう。 あの時はこうだった、こう感じていたのだけれど解ってもらえなかった、 これが嫌だった、苦しかったなど、 その時にはよく解らなかったことや、我慢していた事、伝わらなかった悲しみなど 押さえ込んでいた感情を、改めて出すことが吐き出し。

感じていたことを、ただ、素直に自然に任せ出すということです。 これをやっていくと、溜まっていたものが出るのですっきりしますし、 楽になっていきます。 これは、お1人でも、誰かに聞いてもらってもできることです。

一方、感じなおすというのは、引っかかりやその時の気持ち、 その時の自分の感覚をもう一度振り返り再度感じてみることで、 これをやっていくと、その時の自分のまんまの感覚が カチっとはまる瞬間に出会うことができます。 当時の自分が、奥底の琴線に触れているときと同じ感覚、 まさしくその瞬間と繋がる感覚に辿りつくことができます。

あぁ…こういうことだったんだ…と感じられ、ようやく揺れていた感情というか、 済んでいない思いが止みはじめるのですよ。 解らなかった自分が、まさに、ずっと自分はいた、 自分でよかったんだ!そんな、大事な、意味のある境地に辿りつきます。

感じなおすということは、境地を味わう、体感することなので、お伝えしにくいのですが、 例えば、肉じゃがを食べた時に、「あっ、これだ!」と、昔のお母さんの味がよみがえり、 その当時の気持ちとどんぴしゃな感覚、懐かしさにたどり着く、 当時の空気まで思い出す、そういう感覚に似ています。 ずっと探していたものに巡り合えた、そんな感じです。

不思議ですよ。 人間、その境地の体感で過去が終り、 今に生きている自分を感じられるのですよ。 吐き出しも感じなおしも、過去を過去にするために必要な、 大事な意味のある作業です。 お試しあれ!