1軒目

行って来ました、ホストクラブ。 ついでにオカマバー。 新宿は歌舞伎町の… 有名どころ 二軒ばかり。 そのあとオカマバーも二軒。 まあ、観光気分で…  面白かったデス。 一軒目は、テレビでもお馴染の超老舗のホストクラブ本店。 店内は、キラキラ煌びやかな装飾で、客の年齢層は高め、 トークで盛り上げたり癒したり? 生バンドも入りダンスなどもでき… ホスト年齢は、10代から70代?までいるとか…

私達一見さんには、5~6人のホストが入れ替わりながらではあるけど付いて、 正直、初めは、「大したことないじゃん…」 て思った。 会話もフツー、顔もフツー? こちとら商売柄、ついつい話を聴いてしまうから余計にそう感じたけど、 じかに、ホストクラブ事情などを聞けたのは面白かった。 こちらのホスト№1は、年齢も中堅どころといった感じ、 勿論私達のテーブルに着いてくれた訳ではないですがね。

見渡せば、イケメンホストやいろんなお客さんたちが増えてきて、 私達がいた時間では、お客さんはお金持ち風の人達や、 仕事関係に見える方々、そしてバーのママさんらしき和装のグループなどがいた。

今回、ホストクラブ観光?に行ったのは、うちの古くからのお客さんであり 友人である若い?女性2名とうちの夫婦、合わせて4名。 そのひとりが、全員の旅費からホスト代、ホテル代まで全て持った。 つまりお金持ちってところだけど、人生経験、社会経験をしたいということで、 というかぶっちゃけ、ホストクラブに行ってみたい~ 寄ってたかってチヤホヤされたい~  ということで、付き合ったというところだ。

何でもそうだけど、話に聞いたりネットで見るより、やはりそこに身を置いてみること、 経験・体験に叶うものはない。 その為にお金は使えばいい。 と、話を戻して、 取り巻きのホスト達に、今回の出資者であり主役が彼女であることを説明すると、 すぅ~っと彼女の側にいくホストとそうしないホストがいる。 二軒目のお店でもそうだったけど、指名が欲しければ行くよなあ…と思うんだけどね、 私と話していても指名されないことが解っているのに、まあ、あからさまに お金のあるほうに行きにくいってんでしょうか、お客様は平等にってんでしょうか、 いやいや、のし上がろうとする意識の違いに見えましたけどもね。

しかし、いかにも特別な空間の中ではあるけど、 必死に頑張っているホストあり、自然体で客を惹きつけているホストあり、 カッコつけてるお客さんあり、楽しそうに盛り上がっている人達あり、 面白かったな。 そこにいた時間は2時間あまりではあったけど、でもでもやはり、 殿様気分、姫様気分になっていいというのは、嬉しいね。 キャバクラ通いもおんなじ。 今の世の中、何でもあるんだから、お金があるけど寂しいなら、 一度ホストやキャバクラ、或いは風俗に嵌ってみるのもいいと思いますよ。

2軒目

お酒も入ったところで、さてと次いってみよう~ と、同じく歌舞伎町内ではあるけど、 もっと若めの、イケメン揃い?のホストクラブへ Go~! 店内に入ると、先ほどとは打って変わって、渋めな黒く落ち着いた感じ。 ではあるけれど、年増な私には音楽がうるさく感じた。 受付で、すでにイケメン発見! 仲間の女性達のテンションはすでに高く、テーブルに案内されると、 ホストの写真の入ったリストを渡され、 「お一人につき、3人のホストが選べます。」 と。 いや~ 選んだおとこが自分の隣に来て、自分の為に会話してくれるなんて、 こりゃ、嵌るわな。

そのお店は、殆どが20才代の、茶髪でスタイリッシュ、髪の毛てんこ盛りの、 中には、ジャニーズよりよっぽどイケてるホストも多かった。 人気上位のホストは売れっ子ゆえ、あっちのテーブルこっちのテーブルと忙しそう。 うちのテーブルにも選んだホストが入れ替わり立ち代わり来てくれる。 時々、「きゃー、かわいい! カッコいい!」の声がつい出てしまう。 まさにホストクラブ、これぞホストクラブといった空間だった。

私達はこのお店も初回の為、こういうシステムらしかったが、やはりホストたちは 次回からの指名を貰うためにアプローチしてくる。 ここでも、主役の紹介をすると、すう~っと近づくホスト。 これじゃあメロメロ通り過ぎてボロボロになる女性もいるだろうと思ったし、 実際店内には、若い女性が一人でお目当てのホストを指名し、 傍らでうっとりしている姿も目に付いた。

さっきのお店もそうだったけど、メニュー表の金額は日常のレストランとは桁が違う。 隣のテーブルでシャンパンコールが始まった。女性2人組に見えたが、コールが長い。 よく見ていると、シャンパンが3本に追加されていったからね。 指名ホストはそれを一気に飲み干す、 いんや~身体に悪いとオバサンは思ってしまう。合計 ウン十万円なりぃ~

№1ホストと並みのホストでは稼ぎも200~300倍違うという。 いるだけで存在感があったり、会話での引き込みだったり、違いはやはりある。 私がこのお店の中で一番いいなと思ったホストは、 若くてジャニーズ系の可愛い… まあそれはともかく、とても自然に媚びずに 「おまえ、帰れ~」 とか会話してくる、仕事を楽しそうにしている人だった。

天職なのか必死なのか、ホストも客も、嘘とお金が飛び交う仮想空間…… いやほんとに面白いデス、ホストクラブ。 先ほどのホストクラブは、どちらかと言えば会話を楽しむ感じだったが、 こっちはもうアイドルとの仮想恋愛ゲームだわさ。 それでもいい、それもありでしょうね。 酔ってみるのも、嵌ってみるのも、思いっ切りすることで無駄などないですからね。

オカマバー

歌舞伎町の夜も更け、次はいよいよ二丁目へ。 一軒目は、知人に紹介されたショータイムのあるオカマバー。 なんでも隠れ家的で、芸能人もチラホラお出でとか、しかしあいにくその日はショーなし。 店内はカラオケで盛況、ママと数名のオネエサンが、盛り上げていた。 さすがに年季の入った美人ママ、盛り上げ盛り上げの中にも、 顔と名前をじっくり覚えようとしてくれたり、 誕生日の近い友人にシャンパンをサービスしてくれたり、 なかなか気配りと気遣いのあるお店だった。

夜も更け店を出た私達。 せっかくだからもう一軒と思っても、二丁目に知り合いはおらず、 そっと近寄ってくる客引きのお兄さんもいたが、 私達の目当てとは違うので話だけで通り過ぎ、思案していると、 雑居ビルの上の方から、 「お~い、あんたたち~ 」 と、太目の声。 見れば、レースのワンピースに身を包んだ、あの世の美女!? 少々不安な気もしたが、寒いし疲れたので、値段の交渉をしたあと、 そのビルの6階へ。

汚ね~ 場末のバー  いやいや、そのママによく似合うお店。 そのママは、この世の美女とは程遠いけど、会った瞬間から 何か、人を落ち着かせるような雰囲気を持っていた。 客に媚びず、それどころか常連客と思われる店内のお客さんに、 「あんたたち、この人達の世話しなさいよ」 と使う。 自分は商売っ気などなさそうに、特別な話をせずとも安らぐ、そんな感じのママだった。 ホストも悪くはないが、私にはこっちの方が断然面白かった。

ベランダから見えた私達が一般観光?客であることや、困って?いそうだったから という訳で声を掛けたとか。 ぼったくりも出来そうだが、ちゃんと人を見て商売をされている。 そりゃ、ぼったくれるところからはぼったくるかも知れないしね。 癒されたいとか、淋しいとか思う人は、こういうママのところへ通って、 人生を教わったらいいと思う。

東京は広いなあ…  新宿はすごいなあ…   いろんな人の人生が忙しく重なっていて、 私や私の夫にとっては、いろんなものが細かく入り過ぎてきて、とても疲れる。 ボーっとしている人は少ない、いや、そんなことしてたら置いていかれるだろうな、ここでは。 それに潰されないように走り続けるしかない町。

溢れる物資や情報の中で、本当の自由を掴んで生きている人は少ないだろう。 メディアに踊らされるのも、ある意味、寂しさを紛らわすにはいいのだろうね。 夜明け頃、ホテルに到着し、昼過ぎには沼津に帰ってきた私達。 第一声は、「はぁ~」 っという深呼吸。 「やっぱ、いい空気だね」  今度は六本木に行ってみようか、  だって。