お客さんと話をしていると、多くの人に感じるのは、 相当な怒り(恨み) と 相当な理解されたい(甘え)願望  の 2つを持っている ということです。 そういうものが組み絡みあって、自分の心を閉ざしています。 それらが、いつからどうのようにこうなってしまったのかは人それぞれですが、 その人達にとっては、こうなってしまったのが当然であり自然な現実です。

【心の水面下で起きていること】

人(人に限らず、全ての生命体)は皆、隙あらば甘えたい生き物です。 『甘え』とは、人と人とが関わる中で大事なコミュニケーションであり、 人が育つ上では必要不可欠な要素です。 (甘えと依存は違います。) 例えば、心を閉ざしながら人生を放棄している人でも、閉ざしながらも本当は  そういう自分を解って欲しいと願っており、『甘え』の気持ちを満たそうとしています。 勿論、甘えるということがどういうことか知らないままね。

人間は、それでも欲しいものに向かっている生き物だと思うのです。 しかし現実はそう上手くは行かない。 心を閉ざしているもの、それは根底に潜む怒りです。 この怒りが自然なストレートな甘えたいなどという心を抑制し、 スネたり、放棄したりしてしまいます。 ですから、甘えたがっている気持ちを癒そうとしたり、或いは、 誰かがその人を甘えさせても根本解決にはなりません。

ではどうするか? いつも言っていることになりますが、 その怒りがなんなのかを自分が理解することです。 その怒りが自覚されにくいのは、それを押さえ込むために 『怖い』『怖がる』という感情を興しているからです。 とても厚い壁のように立ち塞がっていて、その中を見せないようにしています。 まるで門兵のように守っているのですよ。 だから、その門兵と、先ずはお話。「その先に用があるんだ!」 と引き下がらないことです。