カウンセリングの姿勢として、先ずは自分を知ろうとすることが先決なんですが、 その為に、なぜ自分を見つめるのか自分の内へ向いていけばいいのかというと、 そうしていくことで自分の視点を見つけられ、 その視点を意識することで自分主体に納得して生きられるようになるからです。

多くの場合、お客さんたちは、今の状態や症状を、普通じゃない、 ダメなこととして認識しているので、治そう、克服しよう、上げようとします。 例えば、今まで上を目指し頑張ってきたり、他人に気遣い、相手を優先させてきたり、 善行を身につけようと努力してきた人は、上手くやれないとき、自分を情けないと 思ったり責めてしまいます。 しかし、自分を責め、更に頑張ろうとしても同じ繰り返しとなるのは、 自分以外に自分を合わせようとするので、どこまで行ってもダメな自分が目に付くし、 自分責めがまとわりつき、自分がブレまくる。

つまり、行動の視点が自分以外にあるので、何をやっても落ち着かず、 いつも不安になるのです。 自分を見つめる過程では、どうして外に合わせてきたのかや、 自分に何が起こっていて、何を感じていたのかなどを慎重に探っていくのです。

当然今までの人生を振り返ることになりますし、それなりの時間はかかります。 過酷な体験や境遇の中では、自分の視点を押し殺さざるを得なかったでしょう。 しかし、その中でも自分の視点は息づいています。 どうぞその視点を取り戻し、自分中心の人生を送られてください。