子供というものは、その場で感じたままを表現しやすい。 可笑しければ笑うし、怖ければ泣くし、その時感じるまま言動しやすい。 そういう、その時に感じたことを、その場で表現できるということが、 自己納得の秘訣、後を引かないコツでもあるのです。

人間、その時の咄嗟の反応のほうが、自分にとって遥かに正確だし、 危機を逃れやすいのも事実です。 しかし大人になるにつれ、咄嗟に反応する前に考える人が多いのは、 自分以外の人の目や影響が気になってしまうからなんでしょうか。 そればかり重視するようになると、自分の本来したい反応がくすぶって残ったり、 後を引くことになってしまいます。

事件は、その現場で起きていたのです。 だから、自分の不全感を終結させたければ、 その現場に残る足跡を辿り、立ち返ることが大事。 その現場がどういう状況だったのか。 どういうことを考え、どういうことを感じていたのか。 丹念に今の自分が知ることで、ようやく終結されるのですよ。