ある拒食症の人が精神科受診、投薬治療に効果を感じられず治療を中止、 「自分に合った治療をしてくれない」医師を恨みながら、家では親に当り散らし、 更に自分の容姿に劣等感を持ち、拒食は以前にも増して続いているという。 う~ん、拒食が投薬で治るものだろうか… という疑問はさておき、 少しの感想を、想像を交えて書いてみる。

先ず、「治療」に何を求めるか?これは、病院、カウンセリングに対しても同じ。 医師やカウンセラーにできるのは、「自分で回復或いは脱却したい」人への アプローチでしかない。 なので、「医師やカウンセラーが治してくれる」 と思っているうちは何も変わらない。 「自分に合った治療」を求めることは凄くいいことだが、ただ受け身でいるうちは 内面からの手応えや変化は起きにくい。 親に当り散らすのは一向に構わないのですが、「親のせい」にしているうちは、 これまた、なにも見えてこない。 それを自分で自覚し始めなければ回復も脱却もできません。

どの症状にせよ、医者・カウンセラーに相談に乗ってもらう時期というのは、 「自分の問題」だという認識を持ち始めたとき。 酷な言い方ですが、そういう自覚がなければ何も気付くことはできないでしょう。 しかしこの方、今、回復や脱却を求めているのではないかもね。 親に当り散らすことで何かを訴え求めているのかもね。