恐くてビビるのもドンくさいのも、カッコ悪いし恥ずかしい。 臆病なのはダサいし、弱虫なのはダメ。 みんなと同じことができないのは、目立つし屈辱。 ちっちゃい事でも気になり、細かいことに引っ掛かる。 それをからかわれたら悲しいし、悔しいけれど、平気なフリして笑ってる。 恐がりで弱虫で臆病な自分、些細なことに拘りたくなる自分、 そういう自分を気にしていないように振舞ってきた。

いつもそうして自分を騙して、フリしてる自分を悟られないように生きてきた。 カッコつけて気にしていないように、どうにかバレないように生きてきた。 だって… もし自分が、本来の恐がりで弱虫で臆病で些細なことに引っ掛かる自分のままでいたら… …

フリしてフリして平然を装って、そうまでしても欲しいもの、それ以上に嫌なことがある… それは、 人から相手にされること。 自分も数に入れられること。

その為なら、どう思われどう見られようと、バカになることなどへっちゃらだ。 自分が無価値じゃなくなるためなら、どんなこともいとわない。 相手にされなくなること、それこそが人からバカにされるということそのものだから。 バカにされないために、自らバカになってきた。 自分の尊厳を切り売りしてまで、「数に入れられない」寂しさを感じたくなかったということか。