対人関係において、自分が楽に生きやすくなるということは、 自分の素に基づいた言動を取れることであって、 世間を気にせず、物怖じせず、堂々と振舞えるようになることでもなく、 例えば相手に、はっきり 「No!」 と言えるようになることではない。

堂々と意思表示できること、それは逞しくカッコよさげで、憧れてしまうが、 そういう人間が○な訳ではない。 相手に No と言えることは大事な意思表示であり、強い自己主張表現。 しかし大事なことは、それができるようになることではなく、No と言えない自分、 言いたくない自分でいられること。

自分が何を思い、何を感じてその、No を言わない選択をしているのか知りもせず、 理解もせずして闇雲にカッコつけようとするなんざ、陳腐な道化師みたいだよ。

言えない自分 ≠ ×(バツ) 

理由は色々あるだろう、でも今、言えてなければそれが自分。 先ずは、今の、そういう紛れもない自分を、『これが私だ』 と認めること。 それは同時に、カッコワルイ自分を認めることでもあるが、ここでも カッコワルイ ≠ ダメ・バツ  なのだ。

物怖じせず堂々と振舞おうだとか、No と言おうとか、そこに神経を使うなら、 むしろ、堂々と怖がれ!  楽になりたければ、そうしながら、その行動の真意を自分が知っていくことだ。