ストレスの正体、それは、「怒る気持ち」です。 あなたが奥底で感じている数種の苛立ち、ムカつき、悔しさなどの怒りたい感情、 それらを感じまいとして自分を押さえ、ぐっと我慢をしている状態反応です。 怒りは出してはいけないもの、その考えが自分を抑えます。 怒りは感じてはいけないもの、そういう考えが自分を苦しめます。

確かに怒りを感じたら出てしまうかも知れないので、 出さないためには感じないことが一番、 それがさらに自分の感情を抑圧し、自分の気持ちが全く解らなくなる方向に 拍車を掛けます。 怒る気持ち、その気持ちのどこが醜いのでしょう。 私は、「怒る気持ち」こそが、人間が一番初めに感じる、正直で純粋な、 一番きれいな感情だと思うんだけど。

ほら、 赤ちゃんが、お腹がすいたぞ おしっこ出て気持ち悪いぞ と 泣きじゃくるような時と同じ。 それが怒る気持ち。 そういう状態をほっとかれるときに感じるもの、ストレス。 でも、もしそれを無視されたり、適当にあしらわれたら、 怒る気持ちは悲しみ、或いは憎しみへと変わり、 自分の全ての感情を呑み込み、自分放棄、人間不信となるでしょう。

「怒っていいの? それじゃあまるで、うちのお父さんが正しいみたいじゃない?」 と、そういう人々がいます。 いえ、それとは違います。 自分の怒りに呑み込まれた人間は、お父さんのように 理不尽な攻撃をすることでしか自分を保てないのです。 しかしそれらによって苦しめられてきた人々は、そういうお父さんのようにもなれず、 反面教師のように、自分の怒りを封じ込めることで生きながらえています。

生きてる以上、ストレスは少なからずあるものです。 しかし、そのストレスの正体をきちんと把握し、そこにある感情を理解できると、 自己納得のもとに次の行動を取ることに繋がるでしょう。 少なくとも、過去の、今までのストレスの正体を掘り起こすことで、 今の自分が感じるまま生きていくことは可能です。