「親ばか」に代表されるように うちの子カワイイ、カシコイでしょというような 特別に見られたい 秀でたい願望は多かれ少なかれあるだろう。 しかし、だからといって本当に、 「唯一特別な人」になりたいかと言えば、 実際のところそうでもないみたいだよ。

例えば、昔 ファミレスに個室を作ってみたが思うような利用者がなく 廃止されたという。どうやら、 全部が見渡せる空間で、他人の行動を横目で見ながら 自分が人と何となく同じだったり、少し他人を笑ってみたりしながら みんなとおんなじ安心感と楽感を感じられることが好まれるようだね。 これ、ファミレスの話なのでね、 特別感を味わいたいときには それなりの場所を選ばれるのでしょうがね。

でも、普通の人がリラックスしていられるには、 普段着で普段通りの話をみんながしていられる空間というか そこに自分と同じような人がいるということが一番気楽なんでしょうね。つまり、特別なのはたまでいいということか。 ほら、アイドルに憧れていても 結婚相手に選ぶのは自分と同じような 楽で居心地がいい人でしょ。 高級住宅街に住むのは夢だけれど いつも気取ってかっこつけなきゃならないとすれば かったるいもんね。

労働してきて 「あー今日はキツかったなぁ~」 「あの上司ムカつくなぁ~」 「今日のキャベツは10円安かった」なんて言いながら 「ビールがうめえなぁ~」って言い合えてたら それ、幸せなんじゃないですかね!

大事なのは そういうの、言えること そして言い合える相手がいること。 それには、たまのお気取りもいいけど 単純でシンプルな日常での会話を 忌憚なく言える庶民でいられることが 一番強いんじゃないですかねえ。 だって その庶民が日本を支えているんですから。 素でいられること。 そういう関係があること。 それが何より大事なこと。