心の奥底に怒りや憎しみを抱えている人は多い。 しかしその多くの人は、それを自分では無自覚に抑圧させ、 表面的には良い人を装う。 ある時期から生まれた怒りが憎悪に変わり、その相手、その相手達に納まらず 人間全てを恨んでいく、それは並大抵のことではない。 おそらく、その歴史には計り知れない迫害があったのだろう。 例えるなら、孤児が更に虐待されるようなもの。

「恨み続けます」は、「許しません」ということ。 許さないという強い気持ちだけが生きてる支えと言ってもいいほどで、 しかしそれが自分を被い、その気持ちに呑み込まれ、 自分のあるがままを封印し、言動を規制する。 そこから脱するには、先ずは自分の中にそういう、それらしきものが渦巻き はびこっているという事を認めること。 そして、恨んでいても何も生まれない と片付けるのではなく、 その、憎悪らしき感覚を、ちゃんと感じようと決めること。

その昔、追い詰められたところから始まったその癖(憎むとか怨む)も、 したくてしたことじゃない。 でも、それが生きてる意味にすらなっているのだから、 それが片付かなければ、死ぬに死ねないだろう。