カウンセリング方針

こちらも参考にしてください:カウンセリングというもの(コンテンツ)

人間の心の構造

人間に流れる感情に違いはありません。悔しさ、辛さ、楽しさ、嬉しさ、それを感じる心に違いはないのです。しかし、その時々にその感情をどう扱いどう表現するかには人それぞれ違いがあります。そしてそれを決定づけるのが、持ち前の性分だったり、その人の境遇からの学びだったりするのです。

「自分の感情・気持ちを自分の欲する根底の想いがコントロールし、言動に結び付けている。」これが万民に通じる心の構造です。人の人生には、ひとつとして同じものはなく、平凡なだけの人生はありません。穏やかで安定した心持ちに憧れても、不運なことや挫折をすることもある。しかし、自分の心が何を欲しているのかを知らずして、その結末を受け入れることは出来ないでしょう。

人間にはもれなく欲望があります。綺麗ごとだけでは済まされない欲、それが生きる証であり人間そのものです。悔しさ、嫉妬、妬み、嘘、誤魔化し、騙し…そういう生きた根っこの話を、どうぞ忌憚(きたん)なくしてください。マザーアースのカウンセリングでは、誰もがこの世界に生きていていいという安心感を基底にナビゲートしております。

カウンセリング方針

主体的な人生を歩むお手伝い

マザーアースのカウンセリングでは、一切の価値観、規律の枠外から客観的に自分を理解し、主体的な人生を歩むお手伝いをしております。自己啓発、或いは成功や克服を目指すカウンセリングではありません。

一時の癒し言葉や上っ面の共感で、ほんとうの安らぎはありません。自分そのものをとことん見つめなおし、深く理解していく対話をしていかなければ、自分の本質に出会えず、心から納得することは出来ないからです。

カウンセラーの役目はそれを導くナビゲーターです。従って、カウンセリングそのものは他力本願では成立しません。 頭で考える学習や、頑張って克服しようとするのではなく、正直な気持ちや感情を忌憚なく話されることを重視するのはそのためです。

カウンセリングの料金は病院と違って高額、マザーアースの料金も高額だと心しております。心の再生、人生の再建は容易ではありません、しかし必ずパズルは解ける、それがマザーアースの確信です。

上手く話そうとする必要はありません。しどろもどろでも、ゆっくりでも構いません、大切なのは、自分がしゃべり出す許可を与えることです。悩みや生き辛さには、必ず理由があります。そこにはカラクリがあります。それを紐解きながら、まさにこれが自分だと実感され自分に脱帽できてこそ、安心して生きることができるのです。

客観視と育成のカウンセリング

先ず安心して話せること、否定がないこと、理解されること。これらがほんとうでなければ対話は成立せず、これらがあってこそ成り立つ信頼関係がなければ人は育ちません。

これまで、ほんとうに理解されるということを知らずに自分を裁き、自己否定と無価値感、そして出口のない怒りにまみれている方は、人への信頼感どころか自分への信頼もありません。それを回復させるには、とうに埋もれてしまった自尊心を取り戻し、それを育て、自立していくことしかありません。それには、自分を正しく知り客観的に理解し、ありのままのあなたがきちんと育つこと。しあわせはその先に待っています。

マザーアースでは、あなた自身が自分を客観視できることによって気づきを促がし、あなたを育てていくカウンセリングを行っております。

遠方の方、セカンドオピニオンの方もどうぞ

カウンセリングに要する期間はお1人お1人が様々ですが、こちらから次回の予約を促すことは一切ありません。1回ごとにお客様からの予約を承っています。ですから、1回のみの対話でも構いませんし、セカンドオピニオンとしてもご利用下さい。守秘義務は遵守いたします。

マザーアースでは市内・県内はもとより、県外・全国からのお客様も半数以上を占めています。それ故、1回のカウンセリングに集中できるよう1日に行うカウンセリングを2本程度にして、お客様に合わせた時間で予約をお取りしております。

どこに行かれても腑に落ちなかった方、別の意見・見立てを知りたい方、どうぞご相談ください。

カウンセリングの流れ

1、初回、まずはじっくりとお話を伺います

事柄や状況についてじっくり伺います。場合により家庭環境を伺うこともあります。どんな話し方でも問題はなく、質問を交えながら丁寧に細かく伺っていきます。

お話を伺い終えた段階では、お客様の抱える悩み・問題について、どうしてそうなっていくのかや何故苦しいのかを一般的人間心理から説明いたします。ご自身のパターンに気づかれ、ご自身の過去の気持ちの整理がつくと落ち着かれる方は多いです。初回でご自分を取り戻されることも少なくありません。内容にもよりますが、初回時に費やされるお時間はだいたい80分から2時間くらいでしょうか。

2、眠っていた気持ちを掘り起こし、育て直す

2回目以降のお客様には、質問と投げかけをしていくことで、過去の眠っている気持ちや感情に触れていきます。生き辛さを抱える多くの方は、これまでの人生において、ご自身の気持ちや感情に忠実ではありません。ですから、その境遇のなかでは気付かず当たり前だった言動パターンの源にある感情に触れ、改めて本来の自分の価値観に置き換えることは、ご自身のアイデンティティの確立に効果的です。

またその過程では、親との確執や問題点が浮き彫りになり、場合によっては親との対峙が行われる場合もあります。親を交えたカウンセリングをするときには、今までの想いをぶつけながら自分を取り戻されるお手伝いをします。白熱した会話が飛び交うことも多く、そこでは誤魔化しや嘘が通用しない真実のみが鍵を握ります。

3、コンプレックスの理解は、生きていく力へ繋がる

カウンセリングにおいて自分と向き合っていかれる時、最終関門となるのが自分の中にあるコンプレックスの正しい理解です。自分本来の思考を否定されたとき、人はそれを自分のコンプレックスとして蓋をしてしまいます。しかし、それこそが輝くべきあなたの大事なキャラクターだということを理解し受け入れるために、今一度その部分へスポットを当てる必要があります。

コンプレックスを正しく理解できることで自尊心は必ず回復に繋がります。自尊心の回復は、必然的に自立心を呼び起こし生きていく力をつけさせます。自分が自分を愛してこそ自分の尊厳が喜ぶ。そのお手伝いをさせていただくことこそマザーアースの提供するカウンセリングサービスです。

カウンセラー・心療内科・精神科を選ぶに当たって

カウンセラーの選び方

空と町の写真

本気で改善さす気があるか?それはカウンセラーにとって必須です。

本気でカウンセリングをしようと思えば、時にきつく真実を伝えることも必要。優しい受容ばかりでは人間の本性に辿り着けはしないからです。乱暴な言い方ですが、カウンセラーは優しい言葉より如何にお客様の苦しみを取り除けるかを第一と考えるべきであり、その為にはお客様から好かれる必要もないのです。

良いカウンセラーを見つけられれば、少々遠くても通うに値するでしょう。安易な慰めや魔法の言葉で一時気持ちよさを味わえても一瞬で覚めてしまったり、教えを請う関係になってしまうのは危険です。病院選びとも同じですが、良いカウンセラーを見出せたなら、数時間かけても出向かれたほうが時間とお金を無駄にすることはありません。ご自分の一生を預ける対話、資格や療法の違いや有名・無名でもなく、このカウンセラー本気で話してるか?先ずはその見極めが大切です。

心療内科・精神科の選び方

不眠や無気力、胸のドキドキ・バクバク、発汗はめまい・パニックなどの辛さから解放されたいとき、無理をせずに精神科や心療内科へ受診されてください。

不安を抱えている方にとって診断名がつくことは安心感が生まれホッとします。投薬で症状の緩和も見られるでしょう。ご自身の身体のため、安心のために利用してください。

病院や医師選びの基本は、先ずはじっくり話を聞いてくれ、丁寧な説明と信頼が起きること。これはもう鉄則ですね。しかし長期に渡り通院・投薬を続けていても精神的な改善が見られなかったり、よけいに辛くなる場合は立ち止まってください。心の領域に関する問題から解放・脱却を望むのなら、心を向き合う以外、楽になる方法、近道はありません。

お悩みの親御さんへ

子どもを治すという発想はお辞めください。子供は親の鏡です。子供は両親の言動に反応し、両親の姿を手本にして自分の世界を作り上げます。不登校・鬱・引きこもり・家庭内暴力・問題行動の殆どが必然です。

子供を責めるのではなく、また親として自分を責めるのでもなく、ただそうなった事実を見つめるため、親御さんのカウンセリングをお勧めします。親が気付くと必ず子供に変化が現れます。