不登校・引きこもり勉強会

※現在休止中です

不登校・引きこもり勉強会はコロナウイルス感染拡大防止のため、しばらくの間休止とさせていただきます。ご了承ください。再開時期については未定ですが、決まり次第告知いたします。

不登校・引きこもりの子どもを持つ親のための勉強会

マザーアースでは、自分の子どもが不登校引きこもりになって困っている方へ向けた勉強会を開催します。なぜ自分の子どもは不登校・引きこもりになってしまったのか、親である自分はどうすればいいのか。

マザーアース代表浅野順子と、実際に3年間の引きこもり経験のある達郎を交え、解決への正しい道筋を学んで行きます。

はじめに

我が子が不登校引きこもりになって喜ぶ親はいません。大概は、「困ったな、どうしよう」と慌てますよね。そしてそれをキッカケに、それまでの子育てや親子関係の見直しを迫られます。が、その修復は思ったほど簡単ではありません。なぜならその不登校・引きこもりの成り立ちは、”一夜にして成らず”だからです。

なぜ学校に行けないのか、なぜ引きこもるのか。それには、その世界でやっていけない確実な「何か」があるのです。それを解決していくのは本人なのですが、親としてできること、親としてしなければならないこと、そして子どもが望むことはあります。

親はどうするべきか

あなたがお子さんのためにできることは、辛抱強く見守ることではありませんし、無理やり追い出すことでもありません。お子さんへ向けたベクトルを一度収めてください。そして自分に向けてください。

あなたはお子さんにどう接してきましたか?いえ、責めようと言うのではないです、客観的に振り返るのです。どういう気持ちでどういう育て方をしていましたか?お子さんにどういう風に接してきましたか?

それからまた、あなたの人生はどうですか?満足していますか?夫(妻)とは上手く行っていますか?家族はどんな状態ですか?自分の人生を客観的に分析してみるのです。

子どもはやはり親の鏡です。お子さんをどうにかしたいのであれば、今までのこと・自分の人生・生き方を見直し、向き合うことです。その変化は確実にお子さんに伝わります。そしてお子さんを変えたいのなら、実はこれ以外に方法はないのです。

子どもをどうにかしたいから、“わが子にどう接したらいいのか”ばかりに意識が向いてしまいがちですが、その意識のままでは何をしても結果は同じなのです。

興味・関心があるどなたでもご参加ください

この勉強会では不登校・引きこもりをしたくなる子どもの心理を理解しながらも、あなた方自身が何をしていったらいいのかを学んでいくための勉強会です。厳しく指導されるような塾ではありません。

子どもは敏感に親の気持ちや素行に感づいています。子どもは、自分の前に親が幸せを感じられていなければ、自分のことなど手につきません。先ずは子どもの回復を願いつつ、親としての皆さんの不安を取り除くことから始めましょう。

自分が分からないことをそのまま聞いてくだされば構いませんし、ただ他の人の話を聞いてるだけでも構いません。また、どんなことでも質問したり意見交換したりと、共に学んでいきましょう。

もし少しでも興味をお持ちなら、是非参加してみてください。できることならご夫妻でのご参加をお勧めします。お子さんとあなたの為に時間を作ってください。お待ちしております。

*テキストなどはありません。全てその場の対話となります。

元引きこもり・浅野達郎

引きこもっている時

僕は23~26歳の約3年間、引きこもっていました。ほとんど夜型の生活で、お菓子・インスタントラーメン・酒・タバコ・インターネットを延々とやっていました。親から小遣いをもらっていましたが、財布からくすねることもありました。よく物にあたり、壁や机は傷だらけでした。

引きこもった理由は、社会に適応できなかったからです。社会に出て人と関わることが怖くてできませんでした。仕事ができませんでした。たまに勇気を出して日雇い仕事をやってみても長続きはしませんでした。学生時代からずっと自分を偽ってきましたが、どうにもそれが通用しなくなったのです。

自分の将来のことを考えて不安になることはもちろんありましたが、それ以上に自棄の気持ちの方が上回っていました。「もうどうにでもなれ」と。自棄になることで将来に対する不安を感じないようにもしていました。

このままじゃいけない。それは頭では分かっている。だけどどうしたらいいのか分からず途方に暮れてしまう。それが当事者の状態だと思います。

子が親にしてほしいこと

僕は物心ついた頃から、幸せそうじゃない両親の仲を取り持つように育ちました。両親は話し合い・喧嘩のできない夫婦でした。そんな二人の関係を僕が埋めてきたようなものです。

でもその陰で僕は拗ね、みんながやってきた対人関係や仕事など社会の中で必要な、自己主張したり責任を持つことから逃げ続けてきました。そうです甘チャンでした。でもそれをとがめられもせず、放っておかれた親にいつもイライラしてました。

当時の僕が望んでいたことは、親が二人でキチンと話し合ってくれること。“誤魔化さずにちゃんと生きてくれ”。そんな気持ちでした。引きこもっている自分の機嫌を伺われることなんてとってもウザいだけ。「僕の世話はいいから自分の世話をしてくださいよ。」「自分の世話もできないあなたに世話されることなどないよ。」ということでした。

僕の親にはそんな思いは通じず、僕は1人で彷徨いながらもカウンセリングに行き着けたのですが、もしも親が先に自分らの生き方・人生をきちんと振り返ることができたら、僕の親子関係は取り戻せたのにな、と思うのです。そうです、僕は親には生きる力を教えて貰えなかったと今でも思っています。

親が己を誤魔化さずに正面から生きようとした時初めて、子は親を尊敬し、「自分も頑張ろう」と思えるのです。もしも親が本気でわが子をどうにかしたいのなら、「親自らが勇気を出してほしい」と僕は心底、願うのです。

開催日時・参加料金(※現在休止中)

日時
(1回ごとの申込みが必要です。)
14:00~15:30 (次回開催日時は未定です。)
場所マザーアース リビング
定員5名様(2名に満たない場合中止)
参加費用(1名様1回分)4,500円(税込) 当日支払
参加費用(ご夫婦など2名の場合)8,000円(税込) 当日支払
駐車場2台(近隣の駐車場もあります)
予約お電話かメールにてご予約ください。