世の中

教師という職業

幼稚園や学校などで個性の尊重とか平等とか謳われてますけど、 実情は、まだまだ成績優秀な規律正しい優等生を好む世界でしょう。 だって、エリート街道を歩いてきて、落ちた経験や外れた経験のあまりない人が教師で それが生徒のお手本で、ボスだからね。

ボスは、自分に似ていない輪から外れそうな、或いは外れてる子を戻そうとするのが仕事。 ボスは、自分に経験のない、例えば椅子に座っていられない子の気持ちや、 勉強が大嫌いな子の気持ちはあまりわからない。 善いか悪いかで判断し、そして、善い方に矯正するのが仕事です。 生徒を理解したとしても、我が子への理解はどうだろうね。

自分の天職が教師でも、子供が中卒やニートだったら、 理解できるでしょうか。 教師という職業は、ある意味、偏った価値観を持った職業だということを自覚して いただきたいものです。 全ての人が教育の中を通ってくるわけだから、なんらかのマインドコントロールを 受けてくるわけだから、そんな中で、不登校したり、引きこもったり、反発したり、 そういう表現のできる子供の意思を尊重すべきではないでしょうかね。

千原ジュニア「14歳」

千原ジュニアが、自分の引きこもり経験を綴った『14才』という著書がある。 引きこもっていた当時の自分の正直な、ストレートな心の模様が書かれている。 是非読んだらいい。 彼は、自分を守る為に引きこもった。 世間が、教師が、大人が、いかに理不尽で歪んでいるのか、きちんと知っていた。

こういう本を読んで、変なヤツ・ ダメなヤツ・落ちこぼれたヤツなどとレッテルを貼られている子供たちが、 どれだけ、筋の通った、物事の道理をわきまえた、しっかりした考えや深い感受性を持っているか、 少しは理解しようとしてもらいたいものです。

彼が特別なのではない、誰でも、ほっとけば、いじらなければ自由に羽ばたける。 それがどこへか、何にかが違うだけです。 個人的或いは職業的価値観が、どれ程子供に影響しているか知って下さい。 親は教師の意見を真に受けるのではなく、親自身の意見、見方を持って下さい。 大人は、自分の意見を子供に押し付けているということを知って下さい。 持って生まれた素質、素材をどう生かすのかは本人の仕事、 親や教師の仕事ではない。 だから、いじらないでください。

はいいろのけむり

ある高校、集団喫煙で捕まった生徒達、お叱りコースの最後に反省文を書かされることになったのですが、1人の生徒が反省文を躊躇し、停学が延びていた。 規則を破ったことは反省しているものの、2度と破らないと約束できないのと、教師の、服従しない者を屈服させようとする態度に反抗した。 当然学校側は、問題ある生徒として停学を延ばした。

教師とは、今や、生徒の人間性を評価する権限を持ってしまっているのだろうか。 成績を評価するのはまだ解るけど、納得しがたいことを真剣に悩んでしまう生徒に対し、教師に素直で従順であれと強要する。 学校というところは、ひとりひとりが主張し合うのではなく、教師に合わせることで、集団の平和が保たれている。 そこで学ばれるものは、『どうしたら自分の‘不利’を免れることができるか』だ。

それをモノにできない人、それに意味を感じない人は、不条理にも危険分子として扱われることがある。 これが教育なんだろうかと思ってしまう。 教師の器量のなさが露呈してるにすぎないんじゃないの? と思ってしまうのですがね。

しかし、この教師の評価を、いとも簡単に真に受けてしまう親もいる。 子供の人間性を、多数派か特異か の基準で判断してしまう教師に委ねる親がいる。 ・・・っと、話を学校に戻して、 教師と生徒、この立場からの見方・感じ方、どちらが悪いと言いたいのではない。 個人的には、ヤナ学校ヤナ教師達とは思うけど、でもそれが学校。 規則を破れば処罰され、罰則に従えば解除され、それが、例え表面的な形でも通る世界。世間、社会の縮図。 それらを思い知らされ、その中で自分がどうするのかどうしたいのか、だけだろうと思うからだ。

生き方を突きつけられ、納得を探す、大きな意味あるチャンスに、どう向かいたいか試される一場面。 はいいろのけむりは、一体どこにあり、どう流れ、どうなっていくのか、自分の眼で確かめ、それを次の布石にすればいい。 戦う、或いは 篭ることで自分を貫くもよし、学校(世間)を見切り、内心で舌を出しながら流れに乗るもよし、孤高にそこにいるもよし、である。

いじめの話し合い

またしても、いじめの話し合いに同席。本人と親御さんの依頼で、学校側と加害者達親子を交えての話し合い。

学校、、案の定、がっかり。本音トーク、突っ込んだもの言いなどあるはずはなく、上っ面の何言ってるのか分からないような言葉の羅列で頭痛くなる。加害者に謝罪させ二度としません、と言わせても、全く伝わってこない。

話し合いをしようってのに、どうして言わせないんだろうなといつも思うのは、ほんとうのこと。それを口に出せ言い合えたら、それは既にいじめでなくなる。特にいじめる方の子らの言い分。それが聞けるかどうかで、いじめの解決はかなり進む。

でもそれを引き出すのに大事なのは、善悪を度外視した聞く姿勢。だから教師には難しい。行為を裁きその背景にあるものを理解しようとするとき、ジャッジの立場は「ヤバいことしちゃった子」の口を閉ざさす。

本音で本気で話させなければ、いじめの行為がなくなっても、気まずさやよそよそしさの空気の中でしこりは残り、結局は教室に居づらくなってしまう。そのためには、いじめが発覚したならばそのとき、何度でも正直に話させること。

今回もね、途中から口を挟み続けた私は、やっぱり教師陣には白い目で見られ嫌われ者。だけどさ、それを口に出すことなくして話し合いなんてあり得ないでしょ。

いじめは、やる方が悪い。だけどその解決には、いじめられた子が本気で守られた(特に親から)という実感が持てることと、いじめる子の背景にある気持ちが理解されること。この両方なくしてその子らの心の解放はない。そして学校におけるいじめの中でその教師に対する信頼がなければ、そこで関わる全ての子らは気の毒だ。

世論の主流が正論とは限らない

この世の中、往々にして権力やエネルギーの強い人の意見に納得してしまいがち。 例えば、テレビでいうと、スピリチュアルの江原さん、三輪さん。 彼らの発言に右へ倣いしすぎてはいないか? 信じるのは勝手ですが、占いや霊感を超えた彼らの断定的な物言いに、 太刀打ちしにくい威圧感を感じる。 それは、いかにも予言的であり、そうしなければ罰が下されると思わせるような 錯覚に陥らないか?

瀬戸内寂聴さんの悩み相談なども、けっこう断定的なこと言ってますね。 彼女の人生経験から滲み出る強さに大きく納得しそうですが、同じことを私が言ったら、 何人が耳を傾けるでしょう。 つまり、内容が同じなら、誰に言われても、ナルホド、ソウダッタノカ・・ と思えなければ可笑しい。 けれどそこに違いが出るのは、メディアの戦略もあるでしょうが、知名度、 カリスマ性をアップさせた説得力の上手さなんじゃないか。

自分が悩んでいるとき、力強いアドバイスは欲しいもの。でも、実際には、 そのアドバイスに従うかといえば、そうでないことが多い。 正論や善作というものは、一般論や他人事にしか通用しない。 だって、解っているけど出来ないことが問題だから。 正論と自分の納得とは別の次元だからね。 だから、立派な人の意見と自分が違っていても嘆く必要などない。

世の中の主流が世論を動かしている、しかしそれが、それが正論とは限らない。 何の力が働いているか、きちんと見極めてください。惑わされずに。

ネームバリューがなんだ?

世間的ネームバリューって、そんなに大事なのかなあ・・・ 政治家と歌舞伎の世界って世襲が多いじゃないですか。 素質や能力の差は勿論ありますが、そこそこなれちゃいますよね、 なるだけなら、必要なものは素質より環境なんですかねえ。

多くの場合、地位を手に入れたところで、実際、その先発揮するのは、慣れ? それから、要領のよさ? 真の能力とは別のところで売れたり、有名になったり、 そんなもんなんですかねえ。 全部とはいいませんが、そういうの、多いと思いませんか?

ある政治家が言うには、 政治家として大きくなるには、献金などの集金能力のあるなしだと。 それと政治力とは別物なんだと。 うーん、それでいいんですかねえ・・ 世間って、大学や、企業や、家庭や、その環境の中に入ってしまえば、 そのネームバリュー、大義名分があれば、絵に描いたような幸せが 待っているとでも思っているんでしょうか。 幸せになれると信じて、頑張って肩書きを手に入れるのかしら。

私の言うことと、寂聴さんの言うことでは、寂聴さんに納得するの? そりゃおかしい、誰が言っても、自分が、うんそうそう、わかるって、 心底納得できる、自分の中から、そうだよね、って思えなければ、不自然ですよ。 世の中よ~く見渡して下さい。 実際、肩書きがあれば、学歴があれば、資格があれば、大抵の人は信用します。 特に、ペーパー試験が大部分を占めるこの社会では、ちょっと頭がいいと、 その人の言うことを鵜呑みにしてしまう。

公共職員とか専門用語とか使われると、つい信用してしまう、 だから詐欺はなくならない。

ネームバリューに惑わされないで下さい。 相手を見極めるには、自分の眼を信じられるかどうかですよ。 自分の眼を養うこと、自分にあるネームバリューに対する色眼鏡を 出来るだけ外す事ですよ。

大人になる、親になる、社会人になる、それがなんなんだ?

世間なんてそんなもの

いつだったか、アイドルグループのひとりが半年間の語学留学から帰国し、メンバー復帰が決まったという話題がありました。 確かアイドル絶頂期のグループ一員だった彼が、突然、目的も期間も行く先も曖昧なまま旅立ち、メンバーの戸惑いや憤りなどが垣間見られるような報道でした。無期限の離脱と言われながら、またまたこのニュースでしょう。 やっぱり、やったもん勝ちっていうか、世の中ってこんなもんでいいんだよね、 通るんだよね、ということですよ。

やりたいようにやってても、メンバーや事務所の思惑やら利害関係?、 世間の需要が一致すれば、まかり通る。 みんなに迷惑がかかるかなとか、応援してくれてる人に悪いかなとか、自分勝手じゃ ないだろうかとか、果たして上手くいくかとか悩んでいいけど、 自分の想いを後回しにする必要などないのですよ。 彼がどんな思いで留学を決意したのか、帰国したのかはわからないが、 思うとおりにやってみて、気が済んだ事、感じた事、納得した事があるだろう、 これがものすごく大事。

その時どう思われようと、どう言われようと、世間て必要があればいつでも受け入れる、 そんなもんですよ。 良いか悪いか、そういう評価よりは、必要性かな、その時その時の自分を大事にしたほうがいいってこと。 好きなようにやった方がいい、むしろその方がいい。 世間の判断や評価など、ホントに取るに足りない。 叩かれる時もあれば、一転、賞賛される時もある、世間のそこに道理があるようにも 見えないですからね。

自由に生きるということは、他人の迷惑やわきまえの上に成り立つということは 当たり前。 その上で、世間を世間と見切って下さい。 どんな体験も自分の宝、その中から何を感じどう気づくかが生きてる醍醐味、 そう思います。 善いも悪いもない、優劣などない、世の中、全てがギブアンドテイクなのですから。

ホストクラブ・オカマバー

1軒目

行って来ました、 ホストクラブ 。 ついでにオカマバー。 新宿は歌舞伎町の… 有名どころ 二軒ばかり。 そのあとオカマバーも二軒。 まあ、観光気分で…  面白かった。 一軒目は、テレビでもお馴染の超老舗の ホストクラブ 本店。 店内は、キラキラ煌びやかな装飾で、客の年齢層は高め、 トークで盛り上げたり癒したり? 生バンドも入りダンスなどもでき… ホスト年齢は、10代から70代?までいるとか…

私達一見さんには、5~6人のホストが入れ替わりながらではあるけど付いて、 正直、初めは、「大したことないじゃん…」 て思った。 会話もフツー、顔もフツー? こちとら商売柄、ついつい話を聴いてしまうから余計にそう感じたけど、 じかに、 ホストクラブ 事情などを聞けたのは面白かった。 こちらのホスト№1は、年齢も中堅どころといった感じ、 勿論私達のテーブルに着いてくれた訳ではないですがね。

見渡せば、イケメンホストやいろんなお客さんたちが増えてきて、 私達がいた時間では、お客さんはお金持ち風の人達や、 仕事関係に見える方々、そしてバーのママさんらしき和装のグループなどがいた。

今回、ホストクラブ観光?に行ったのは、うちの古くからのお客さんであり 友人である若い?女性2名とうちの夫婦、合わせて4名。 そのひとりが、全員の旅費からホスト代、ホテル代まで全て持った。 つまりお金持ちってところだけど、人生経験、社会経験をしたいということで、 というかぶっちゃけ、ホストクラブに行ってみたい~ 寄ってたかってチヤホヤされたい~  ということで、付き合ったというところだ。

何でもそうだけど、話に聞いたりネットで見るより、やはりそこに身を置いてみること、 経験・体験に叶うものはない。 その為にお金は使えばいい。 と、話を戻して、 取り巻きのホスト達に、今回の出資者であり主役が彼女であることを説明すると、 すぅ~っと彼女の側にいくホストとそうしないホストがいる。 二軒目のお店でもそうだったけど、指名が欲しければ行くよなあ…と思うんだけどね、 私と話していても指名されないことが解っているのに、まあ、あからさまに お金のあるほうに行きにくいってんでしょうか、お客様は平等にってんでしょうか、 いやいや、のし上がろうとする意識の違いに見えましたけどもね。

しかし、いかにも特別な空間の中ではあるけど、 必死に頑張っているホストあり、自然体で客を惹きつけているホストあり、 カッコつけてるお客さんあり、楽しそうに盛り上がっている人達あり、 面白かったな。 そこにいた時間は2時間あまりではあったけど、でもでもやはり、 殿様気分、姫様気分になっていいというのは、嬉しいね。 キャバクラ通いもおんなじ。 今の世の中、何でもあるんだから、お金があるけど寂しいなら、 一度ホストやキャバクラ、或いは風俗に嵌ってみるのもいいと思いますよ。

2軒目

お酒も入ったところで、さてと次いってみよう~ と、同じく歌舞伎町内ではあるけど、 もっと若めの、イケメン揃い?のホストクラブへ Go~! 店内に入ると、先ほどとは打って変わって、渋めな黒く落ち着いた感じ。 ではあるけれど、年増な私には音楽がうるさく感じた。 受付で、すでにイケメン発見! 仲間の女性達のテンションはすでに高く、テーブルに案内されると、 ホストの写真の入ったリストを渡され、 「お一人につき、3人のホストが選べます。」 と。 いや~ 選んだおとこが自分の隣に来て、自分の為に会話してくれるなんて、 こりゃ、嵌るわな。

そのお店は、殆どが20才代の、茶髪でスタイリッシュ、髪の毛てんこ盛りの、 中には、ジャニーズよりよっぽどイケてるホストも多かった。 人気上位のホストは売れっ子ゆえ、あっちのテーブルこっちのテーブルと忙しそう。 うちのテーブルにも選んだホストが入れ替わり立ち代わり来てくれる。 時々、「きゃー、かわいい! カッコいい!」の声がつい出てしまう。 まさにホストクラブ、これぞホストクラブといった空間だった。

私達はこのお店も初回の為、こういうシステムらしかったが、やはりホストたちは 次回からの指名を貰うためにアプローチしてくる。 ここでも、主役の紹介をすると、すう~っと近づくホスト。 これじゃあメロメロ通り過ぎてボロボロになる女性もいるだろうと思ったし、 実際店内には、若い女性が一人でお目当てのホストを指名し、 傍らでうっとりしている姿も目に付いた。

さっきのお店もそうだったけど、メニュー表の金額は日常のレストランとは桁が違う。 隣のテーブルでシャンパンコールが始まった。女性2人組に見えたが、コールが長い。 よく見ていると、シャンパンが3本に追加されていったからね。 指名ホストはそれを一気に飲み干す、 いんや~身体に悪いとオバサンは思ってしまう。合計 ウン十万円なりぃ~

№1ホストと並みのホストでは稼ぎも200~300倍違うという。 いるだけで存在感があったり、会話での引き込みだったり、違いはやはりある。 私がこのお店の中で一番いいなと思ったホストは、 若くてジャニーズ系の可愛い… まあそれはともかく、とても自然に媚びずに 「おまえ、帰れ~」 とか会話してくる、仕事を楽しそうにしている人だった。

天職なのか必死なのか、ホストも客も、嘘とお金が飛び交う仮想空間…… いやほんとに面白いデス、ホストクラブ。 先ほどのホストクラブは、どちらかと言えば会話を楽しむ感じだったが、 こっちはもうアイドルとの仮想恋愛ゲームだわさ。 それでもいい、それもありでしょうね。 酔ってみるのも、嵌ってみるのも、思いっ切りすることで無駄などないですからね。

オカマバー

お酒

歌舞伎町の夜も更け、次はいよいよ二丁目へ。 一軒目は、知人に紹介されたショータイムのあるオカマバー。 なんでも隠れ家的で、芸能人もチラホラお出でとか、しかしあいにくその日はショーなし。 店内はカラオケで盛況、ママと数名のオネエサンが、盛り上げていた。 さすがに年季の入った美人ママ、盛り上げ盛り上げの中にも、 顔と名前をじっくり覚えようとしてくれたり、 誕生日の近い友人にシャンパンをサービスしてくれたり、 なかなか気配りと気遣いのあるお店だった。

夜も更け店を出た私達。 せっかくだからもう一軒と思っても、二丁目に知り合いはおらず、 そっと近寄ってくる客引きのお兄さんもいたが、 私達の目当てとは違うので話だけで通り過ぎ、思案していると、 雑居ビルの上の方から、 「お~い、あんたたち~ 」 と、太目の声。 見れば、レースのワンピースに身を包んだ、あの世の美女!? 少々不安な気もしたが、寒いし疲れたので、値段の交渉をしたあと、 そのビルの6階へ。

汚ね~ 場末のバー  いやいや、そのママによく似合うお店。 そのママは、この世の美女とは程遠いけど、会った瞬間から 何か、人を落ち着かせるような雰囲気を持っていた。 客に媚びず、それどころか常連客と思われる店内のお客さんに、 「あんたたち、この人達の世話しなさいよ」 と使う。 自分は商売っ気などなさそうに、特別な話をせずとも安らぐ、そんな感じのママだった。 ホストも悪くはないが、私にはこっちの方が断然面白かった。

ベランダから見えた私達が一般観光?客であることや、困って?いそうだったから という訳で声を掛けたとか。 ぼったくりも出来そうだが、ちゃんと人を見て商売をされている。 そりゃ、ぼったくれるところからはぼったくるかも知れないしね。 癒されたいとか、淋しいとか思う人は、こういうママのところへ通って、 人生を教わったらいいと思う。

東京は広いなあ…  新宿はすごいなあ…   いろんな人の人生が忙しく重なっていて、 私や私の夫にとっては、いろんなものが細かく入り過ぎてきて、とても疲れる。 ボーっとしている人は少ない、いや、そんなことしてたら置いていかれるだろうな、ここでは。 それに潰されないように走り続けるしかない町。

溢れる物資や情報の中で、本当の自由を掴んで生きている人は少ないだろう。 メディアに踊らされるのも、ある意味、寂しさを紛らわすにはいいのだろうね。 夜明け頃、ホテルに到着し、昼過ぎには沼津に帰ってきた私達。 第一声は、「はぁ~」 っという深呼吸。 「やっぱ、いい空気だね」  今度は六本木に行ってみようか、  だって。

国分町の夜

国分町 で遊んだ、歌舞伎町に行ったメンバーでね。  ホストクラブ3軒 、キャバクラ1軒、ショーパブ1軒、オールディーズの流れるパブ1軒、ストリップ劇場1軒。ホストクラブはどこも詰まらなかった。面白くない、会話が浅すぎ。 ま、求めるほうが無理か。 歌舞伎町のホストに比べ、ホストに気負いはなかった。 自分らだけが盛り上がっちゃってる勘違い者には呆れたけどね。

テレビ番組「あいのり」に似せ、ホスト自演の番組を作成し、 クラブ内で放映していたお店があり、ウケた。 キャバクラは、まあまあ。芸能人もよく来るというグレードの高いお店で、 平均して品のよい対応だった。 会話は浅いが、接客という意味では客でいられた。当たり前だね。 ショーパブはチョー面白かった。こじんまりした店内、いきなり本音トーク。 客として変に持ち上げない、目線おなじ。 人生色々話からその日はカマ姉さん4人のショー、 ショータイムは20分位だったかな、面白かった、魅せられた、笑った。 きんぎょ姉さん、今ごろまたタイガー(パチンコ店)行ってるだろうか。

オールディーズのお店では生バンドが懐かしの曲を歌い、のった客が踊る、 沼津にはない、ロマンチックだけど気負わない店。 ’70年風の髪型をしたボーイさんの気さくで紳士的な対応がよかった。 夫とケンカして、踊れなかったのが心残り。

ストリップ…20代前半位の踊り子5人のドS級の挑発に脱帽。 昼間の講演だったが客は20人程度。 タレントには追っかけファンからのプレゼントなどあり、アイドルそのもの。 それにしても、Nちゃんのホスト巡りに変化の兆しが出てきたよ。 私達が隣で疲れ果てていても一人で楽しめたり…   少しずつ何かが変わり始めたよ。 はぁ… もうちょっとだな。 だけどさ、「私は男と遊んでみたいから、ホスト行きたい!」 と胸張って言えること、凄いよ。 自己投資にお金を使い、着々と育ってる。 今にきっと、本物が何かわかるだろうね。